2014年9月記事一覧
No.204 花言葉は「情熱」
難波 有希子 見渡せば其処彼処に彼岸花。フィールド調査中にふと目を盗られた。 ただの赤ではない。深みがあって、どこか奥ゆかしさのある赤色。綺麗と言うより美しい。夏の終り。お彼岸。風に揺れると独特の妖艶さを醸し出し、何だか少しセンチメンタルな雰囲気を与える。 と、アメリカ人の友人に話してみたらあんまり理解されなかった(笑)英語ではRed Spider Lilyと言うそう。その名の通り、赤い蜘蛛。 彼岸花、あなたの目にはどう映りますか? 20140922_higanbana.jpg
No.203 ナメクジの気持ちを知らない人間
姜 兆文 今年繰り返し尾瀬沼でシカの調査を行った。ある日、調査を終了後山小屋に戻る途中、林内の木道上で、でっかいナメクジを見た(写真1)。写真を撮った後、このまま木道の上にいると、踏まれてしまうではないかと思い、枝でナメクジを木道から移動させようと軽く叩いた。動く様子がまったくないことが分かり、さらに強く触ってみた。しかし、ナメクジは木道にしっかり張り付いて、簡単に離すことが出来なかった。無理矢理動かそうとすると、ナメクジは縮んで、全身から真っ白い粘液を分泌し、必死で身を守るように見えた(写真2)。仕方がなく、ナメ…
No.202 不思議な穴(2)
岸本 真弓 毎年訪れる京都の山。変わらずある深い深い穴。かの主はいるのか、今年も私はのぞかなかった。 この穴は人が掘った穴のように思えてならない。昔の動物捕獲用の落とし穴なのだろうか。測ったら、直径120cm、深さは206cmあった。以前いたカエル、どうしてそこにいて、今はどうしているのだろう。 追伸:私はこの主らしき生き物が苦手です(理由はFN27をご覧ください)。なので、主がいることを知った2007年以降は、間違って落ちたりしないよう、遠目に見るだけにしています。 20140914_mysterioushole…
No.201 不思議な穴(1)
岸本 真弓 滋賀県のある山である一帯に穴がたくさんある。ただ地面が50cmほど堀下がっているのや(写真1)、1.2m程度で妙に深くまだ周囲と同化していないようなもの(写真2)もある。木が倒れて穴があき、倒れた木は朽ちたか、どこかに行ってしまったかが有力な線なのですが、どうでしょう。 20140902_mysterioushole.jpeg