お知らせ

和歌山タイワンザルの群れ根絶の報告

2019年02月23日

和歌山県北部に野生化していたタイワンザルの群れの対策が終了しました。この対策は和歌山県からWMOが委託されて取り組んで来たのでこの場で報告します。

タイワンザルが対象の和歌山県事業は1999年に開始され、2012年に最後となる交雑個体を捕獲し、2017年まで根絶確認調査を実施し、その結果、タイワンザルおよび交雑個体の残存はないと判断、同年12月に和歌山県知事から公表され、2018年3月に終了しました。

日本の外来哺乳類では小笠原の島単位のヤギやブタ、下北半島の放飼タイワンザルに続く重要かつ貴重な事例となりました。外来生物法で指定されている特定外来生物の根絶においては、根絶公表としては2015年に公表したカナダガンに続く2番目、最後とされる個体の捕獲としては最初でした。その経緯や考えを、WMOで長年担当して来た白井が弊社機関誌FIELD NOTE にまとめたので、みなさまに紹介します。

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