研究員によるフォトブログ

No.51 小さなダニを顕微鏡でのぞく

2008年05月30日

本多 響子
20080530_zakki51
T県の調査にて、藪こぎをした後に自分の体にくっついていた小さなダニを10数匹集めて持って帰りました。
大学在学中に寄生虫の研究室にいたので、ダニを見つけると血が騒ぎます。
久しぶりのダニの発見に心が躍り、せっかくなので、持ち帰ってダニの封入の練習をしました。
お湯の中で足を伸ばさせ(←本当はエタノールです)、スライドガラスに封入剤を垂らし、その上にダニを足が縮まらないように乗せる。カバーガラスをかけて、内臓に入っている空気を抜いて、空気が残らないように。空気が残らないように。でも残る。
これがなかなか難しく、失敗すること10匹。やっときれいな写真を撮れたのがこの写真でした(顕微鏡にて撮影。実際の大きさは2~3mmです)。
一般に気持ち悪いと言われがちなダニですが、こうして見るとなかなかキレイに見えませんか???
ちなみに、口の形からフタトゲチマダニだと思います。

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