研究員によるフォトブログ

No.69 でべそのサル

2009年05月13日

佐伯 真美
 
 写真70
は昨年6月に捕獲したニホンザルのメスと今年の2月に本社のOさんが捕獲したニホンザルのメスです。
2頭とも腹部には大きな「でべそ」があります。「でべそ」といえば、何故か昔のアニメの登場人物には「でべそ」の人が結構いたように思いますが、最近はとんと見なくなったような気がします。
この「でべそ」は、正しくは「臍ヘルニア」と言うのですが、これはへそ(臍)の部分で腹腔内臓器の一部が皮下に脱出している状態をさします。人間でもおへその周りの筋肉がまだ弱い生後2週間から1ヶ月頃の赤ちゃんにはよく見られる症状のようです。この「でべそ」は成長と共に筋肉が発達するため、通常は1歳までに自然に引っ込むようですが、まれに腹腔内に戻らないこともあるため、その場合は手術などで直すようです。人間では治せるようになった「でべそ」ですが、野生のサルを観察していると、このようなオトナの「でべそ」個体をたまに見かけます。

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