研究員によるフォトブログ

No.286 木に登ったキツネ?

2017年11月21日

姜 兆文

山の調査中、奇妙な形にねじれた枯れ木を発見。そのねじれを木の根元から先端まで目で追って見ると、キツネが木に登ったように見えた(写真1)。近づいて見ると、枯れた木の先端部分が歳月を経て、風雨の侵蝕によって残った形であった(写真2)。皆さんにはこの形がキツネの顔に見えませんか。私には、左側の小さい突起が口鬚、下方に突き出しているのが顎と鬚、上方に尖っているのが耳、真中はまるい目……であるように見えた。枯れ残った幹と枝が天空を背景にして、ふとした角度でキツネのように見える。自然が作り出す偶然の造形の面白さだ。

 


写真1.ねじれた枯れ木    写真2.キツネになった形

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