WMO.club

No.161

2024年01月発行

・年頭あいさつ
・生物多様性とワイルドライフマネジメント(2) COP10からCOP15へ
・「狩りガール」卒業?
・クマ聖地巡礼 ―カトマイ国立公園編―
学会参加報告
・学会参加報告―野生生物と社会学会は、WMOにぴったりな学会だと思う―
・「野生生物と社会」学会inつくば 参加報告
・第28回「野生生物と社会」学会大会(つくば大会)
・野生動物医学会大会参加報告 ~in鹿児島~
WMO活動報告2023年10月~12月

No.160

2023年10月発行

・生物多様性とワイルドライフマネジメント(1)COP10への道のり
・IMC13に参加して
・あなたはその時、何頭のサルを見ましたか?
捕獲により群れサイズが減少したニホンザル群の行動圏利用の変化
学会参加報告
・哺乳類学会参加報告~沖縄とカモシカ~
・学会参加報告
・学会参加報告―行政計画とアライグマ対策技術について―
・学会参加報告 日本哺乳類学会2023年度大会 100周年記念沖縄大会 哺乳類学会んかいめんそーれー
・WMO活動報告2023年7月~10月

No.160 捕獲により群れサイズが減少したニホンザル群の行動圏利用の変化

2023年10月発行

捕獲により群れサイズが減少したニホンザル群の行動圏利用の変化   海老原 寛、藏元 武藏(WMO)   私が学生だった頃から、もう10年以上経ってしまった。現在はWMOの一員として、野生動物問題の解決に向けて奔走しているわけだが、今も学生時代に抱いた思いは変わらない。自然が好きで生き物のことを知りたい一方、被害にあわれている方も無視できないなぁと考えている私は、これら両方に貢献できる仕事をしたいと常に思っている。そんな私にとって、野生動物管理の現場はこれらが両立できる場所である。今回は、サルの大…

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No.159 WMOクマ対応のあゆみを訪ねて

2023年07月発行

WMOクマ対応のあゆみを訪ねて   久門 美月(WMO)   1.はじめに ある日、私はWMOのクマ対応の技術開発の経緯を調べて総会で発表しないかと声をかけられた。クマ対応とは、主に錯誤捕獲されたクマを麻酔で不動化し、放獣する業務のことである。(ちなみに総会とは、年に一度WMOの本社、関西支社、広島事業所の社員が一堂に会して、野生動物保護管理について話し合う集会のことである。)クマ対応の仕事が好きな私は、興味深いテーマだと思ったため、発表を引き受ける事にした。クマ対応がいつ、どのように業務として…

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No.159

2023年07月発行

・現在進行中の地球環境問題や社会問題と野生動物保護管理について
・私とすずめとミミズと
WMOクマ対応のあゆみを訪ねて
・自動撮影カメラの楽しみ方
・WMOの学芸員―標本整理奮闘記―
・WMO活動報告2023年4月~6月

No.158 代表就任のあいさつに代えて

2023年04月発行

代表就任のあいさつに代えて 奥村 忠誠(WMO)   このたび、WMO2代目社長である濱﨑伸一郎氏の退任に伴い、新たに代表取締役社長の大任を拝命いたしました、奥村忠誠でございます。2000年にWMOに入社した時は初代社長の羽澄俊裕氏の第一研究室に所属し、これまで多くの獣種と地域に関わらせていただきました。 前代表の濱﨑さんは私が入社したときには関西分室長として西日本を中心に活躍されており、濱﨑さんに定期的にお会いする機会は月に一度の社内会議の時くらいでした。当時の事務所は川崎市布田にあり、その月一度の濱﨑…

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No.158 代表退任のご挨拶

2023年04月発行

代表退任のご挨拶   (株)野生動物保護管理事務所 濱﨑 伸一郎 記録的な早さでかけ上がった桜前線はすでに北海道に至り、すっかり新緑の季節となりました。3年あまり続いたコロナ禍もようやく落ち着きを見せ始め、皆さまもすがすがしい季節に、開放感を感じる日々を過ごされていることと思います。 さて、私は、会社規定の定年により、この4月末をもちましてWMO代表職を退任いたしました。在任中は本当に多くの皆さまからご支援、ご厚情を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。 2015年に羽澄俊裕前代表から当職を引き継いで8年…

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No.158

2023年04月発行

代表退任のご挨拶
・濱﨑氏の退任にあたって~WMO草創期の取り組み~
・濱﨑さんとの30余年
・むかつく壁
・ありがとう、ハロハロおじさん
代表就任のあいさつに代えて
・新人紹介
・WMO活動報告2023年1月~3月

No.157 福島県被災地での営農再開と鳥獣被害対策を考える

2023年01月発行

福島県被災地での営農再開と鳥獣被害対策を考える 鉄谷 龍之(WMO)   はじめに 東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所の事故は、10年以上たった今でも被災地において、あらゆる面で影響を出している。その中で最も影響の大きかったものの一つとして、農業が上げられると思う。放射線、風評被害、未帰還による人手不足、分布を広げたイノシシ等による被害等、あげればもっとあると思う。以前、行政と住民の農業再開に向けた意見交換会に出席させていただいたことがあり、農家の方から「除染のため、農地の土を取り除き、山砂を入…

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No.157

2023年01月発行

・2023(令和5)年 新年のご挨拶
・他分野との共同の面白さとリモートセンシング技術を用いた調査手法の開発~尾瀬のシカを題材に~
・私の“現場”
・福島県被災地での営農再開と鳥獣被害対策を考える
・国際シカ学会に参加して
・新人紹介
WMO活動報告2022年10月~12月

No.156 市街地に出没するハナレザル問題と対応方法について再確認する

2022年10月発行

市街地に出没するハナレザル問題と対応方法について再確認する   藏元 武藏(WMO)   1.はじめに 近年、ニホンザルのハナレザルが市街地に頻発し、農作物被害、生活環境被害に加え、人身被害が発生し重大な社会問題となっている。これまでWMOが受託したハナレザル対応の事例、行政担当者から相談を受けた事例、性年齢別に見たハナレザルの行動や被害状況、適切な対応方法については、WMOホームページにある「WMO.club」➢「Field Note 公開記事」➢「No.134 市街地に出没するニホンザルの現…

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No.156

2022年10月発行

市街地に出没するハナレザル問題と対応方法について再確認する
・彩り
・カワウの生き方~とあるねぐらの12年間~
・野生鳥獣資源利用実態調査
・新人紹介
・学会参加報告
・WMO活動報告2022年7月~9月

No.155 新米獣医師奮闘記 ~野生動物を診る~

2022年07月発行

新米獣医師奮闘記 ~野生動物を診る~   箕浦 千咲(WMO)   職業として、野生動物の生体に触れ、治療や安楽殺に従事する獣医師は非常に少ない。「野生動物獣医」というと動物園の獣医師が思い浮かぶかもしれないが、野生動物とは「原野など人の手の入らない領域に生息している・人間に養われていない・人間社会の存在に依存していない動物全般」を指すとされ、厳密に言うと動物園の動物は、人間に養われている「展示動物」である。 「絶滅危惧種を助けるような仕事がしたい」と漠然と思い続けていた私は、6年制の獣医学科を…

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No.155

2022年07月発行

・新米獣医師奮闘記 ~野生動物を診る~
・生物季節観測が継続されていた~自然暦と農事暦~
・個体数調整におけるごみ問題と倫理 ニホンザルとは、なにか
・WMOの学芸員——標本を集めるということ——
・鳥初心者が鳥の巣コレクションを見てきた話
・推しの植物
WMO活動報告2022年4月~6月

No.154

2022年04月発行

故郷から知床に思いを馳せて~FIELD NOTEでWMO人生を振り返る~
・サルの三角関係をぼーっと眺める
・散歩のススメ
・森の宝石
・新人紹介
・WMO活動報告2022年1月~3月

No154 故郷から知床に思いを馳せて ~FIELD NOTEでWMO人生を振り返る~

2022年04月発行

故郷から知床に思いを馳せて ~FIELD NOTEでWMO人生を振り返る~   岸本 真弓(WMO)   このタイトルで私の文章が始まることに「!」とされた方は、かなりの前からのWMOclub員の方ですね。ありがとうございます。1989年10月発行のNo.24に私が書いたのが「知床から故郷に思いを馳せて」であり、これが私の初投稿でした。ちょうど130号分の時代を経たのがこの154号になります。 私は今年の1月に還暦を迎え、WMO役員規定に従って、4月末で定年退職します。そして5月以降は働き方を変…

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No.153 ライフワークになりつつある羽収集

2022年01月発行

ライフワークになりつつある羽収集   研究員A・M(WMO)   新年あけましておめでとうございます。 2022年は虎年だということで、あちこちで虎の絵が目に入りますね。では皆さん。虎は虎でも、このトラ、何トラか分かりますか?     正解はトラツグミの羽です。翼の白いパッチと部分的に明るい茶色い模様と、先端が濃い茶色の羽毛が特徴的です。 トラツグミといえば「トラツグミのダンス」といって、落ち葉等の下にいる虫を探す時に体を上下に動かす姿が有名ですが、初めて私がトラツグミに出会…

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No.153

2022年01月発行

・2022年 新年のご挨拶― 次の5年間の課題 ―
・動物学と画像解析技術
・ライフワークになりつつある羽収集
・タヌキため糞コンテスト終了~タヌキは里山の動物か~
・WMO活動報告2021年10月~12月

No.152 サラリーマン田舎暮らし~春夏編~

2021年10月発行

サラリーマン田舎暮らし~春夏編~   稲葉 史晃(WMO)   ~はじめに~ 田舎暮らしというのか、山暮らしと言うのかよく分からないが、とりあえず私は街から離れた場所で暮らしている。国道までは比較的近いのだが、山の斜面を削って開発された別荘地の中に家があり、地デジも受信出来なければ、トイレも簡易水洗、周囲の家は井戸水で生活している様である。引っ越して2年間で、動物を轢いて車を壊す・ムカデに刺される・家の中にアリの巣が出来る・水道凍結により風呂に入れない・畑が獣に食い荒らされる等・・挙げるときりが…

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No.152

2021年10月発行

・田舎暮らし体験記 ~後編:遺棄される動物たち~
・野生動物のこと、どんな風に伝えたい?
・サラリーマン田舎暮らし~春夏編~
・WMO活動報告2021年7月~9月

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