2002年10月24日記事一覧
No.7 クマ生体捕獲用ドラム缶檻のフタ改良の歴史
2002年10月24日
岸本真弓 狩猟や有害獣駆除のためにクマを捕獲する際、いわゆる田中式オリと呼ばれる鉄格子のオリが使われています。捕獲されたクマはその鉄格子を激しく噛み、その結果クマの犬歯や切歯はボロボロになります。ひどいときは歯茎の高さまで削れてしまいます。そんな状態になってしまっては、その後の生活にも支障がでることは明らかです。そのため、捕獲後放逐してその行動を追跡するような生体捕獲の場合には鉄格子のオリではなく、ドラム缶檻が使われるようになりました。 ただ、初期の頃は出入口をふさぐフタの部分に鉄格子が使われ、歯を痛めることが…