No. 460 ブナの大木
2024年10月01日
森洋佑
ブナは日本の冷温帯を代表する樹種のひとつです。東北の日本海側にいくと綺麗に真っ直ぐ伸びたブナの純林を見ることができます。
神奈川県は暖温帯に属するのでブナは標高が高く気温の低い一部の地域にしか生育していません。またそうしたところでも純林を作るのではなく他の樹木やササと混ざりながら枝を広げているのが普通です。
写真は箱根の高標高域に生育するブナの大木です。コケに覆われて大きく枝を広げていますね。この場所、ブナのドングリは落ちているのですが実生(芽生え)を見つけることはできませんでした。
ブナが次世代にバトンをつなげているのか、心配になってしまう場所でもあります。
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