No.463 山歩き、下を見るか上を見るか
2024年11月27日
本橋篤
山歩きの目線って色々あるんだなぁと思った話です。
前の職場では、環境アセスメントに関わる調査をしていました。環境アセスでは、森林帯での調査対象は主に猛禽類となります。そうなると、山歩きで見つけたいのは樹冠付近にあるであろう猛禽の巣です。また、学生時代にはブナ科堅果の豊凶調査をしていました。そういうことが相まって、山を歩く際にはずっと上を見ながら歩く癖がついていました。
そこから転職し現在に至るのですが、去年私が参加した調査では、シカの糞塊を探しました。もちろん、糞を探すときは下(地面)を見ながら歩きます。
そこで最初に思ったことは目に映る光景、匂い、さらには注意している音も違う!ということです。自分としてはすごく新鮮な山登りでした。(もちろん山全体を見ることはありますが、樹冠は見ていないはず。)
山歩きの目線が違うと、景色をはじめ、違った体験が得られるでしょう。
みなさんはどのような視点で山を登りますか?
写真:プライベートで登った、とある山です。写真の画角内にオオタカの巣を見つけました。双眼鏡があれば見つけられます。画面越しに双眼鏡で探してみてください(精一杯の冗談です)。
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