No.443 隠しご飯見つけた!
2024年01月04日
海田明裕
足を止め、進むべき方向の地形を確認しようと目線を上げたとき
斜め前にボロボロの枯木が立っていました。
穴だらけの幹の中に艶のあるものがチラリと見えた気がしてよく見ると
狭い空間にどんぐりが1つだけ挟まっていました。
上から落ちたものかと思いましたが、見上げた視界の中にはどんぐりをならす木は見当たりません。
隙間の狭さから想像するに、ネズミよりもカケスなどの鳥の仕業ではないかと思われましたが確信はありません。
隠し主がだれかは置いておいて、なんとなく他人の秘密を見てしまったような気持ちになりました。
このどんぐり、忘れずに取りに来られるのでしょうか。人間に見つかる程度なので大して隠し上手ではないのかもしれません。誰かに横取りされることもあるのだろうか?
せっかくなら、努力した本人に思い出してもらって食べて欲しい気がします。
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