研究員によるフォトブログ

2008年5月記事一覧

No.51 小さなダニを顕微鏡でのぞく

2008年05月30日

本多 響子 T県の調査にて、藪こぎをした後に自分の体にくっついていた小さなダニを10数匹集めて持って帰りました。 大学在学中に寄生虫の研究室にいたので、ダニを見つけると血が騒ぎます。 久しぶりのダニの発見に心が躍り、せっかくなので、持ち帰ってダニの封入の練習をしました。 お湯の中で足を伸ばさせ(←本当はエタノールです)、スライドガラスに封入剤を垂らし、その上にダニを足が縮まらないように乗せる。カバーガラスをかけて、内臓に入っている空気を抜いて、空気が残らないように。空気が残らないように。でも残る。 これがなかなか難…

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No.50 三角点探訪再訪“最低最悪”

2008年05月21日

岸本 真弓 鳥取県日野町/岡山県大佐町・新見市界 四等三角点「三土」(1034.9m) 2008年4月21日晴れ 「県境尾根は最低最悪。特に(8)、(9)(県境尾根部の区域番号)はもう二度と行きたくないくらい。」と書いてある2002年5月11日の調査票。どんな場所であったかは、調査雑記No.3「三角点探訪<その3>」を。  そこを再び訪ねることになった。 “最低最悪”の(8)、(9)区域はあのとき発見した林道を使ってショートカットするコースに変更されており、お天気に恵まれたこの日、ほんとのと…

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No.49 迷い猪

2008年05月14日

清野 紘典 1月徳島県のとある山村、いつものように軽快に軽バンを走らせていると、車道前方に中型の動物が歩いているのが見えた。 小太りの犬かと思い近づくと、それは10kgほどの小さな猪だった。 しばらく遠目で様子を見るが、全く逃げる気配がないので車から降りて背後から接近してみる。逃げない。後を尾行するとようやく状況を飲み込んだ様子。ブヒブヒと小走りで逃げ出した。猪はしばらく車道や側溝を右往左往した後、疲れ果てたのか立っているのがやっといった状態で足が痙攣しはじめた。 と、そこへ軽トラで中年男性が通りかかった。事態を一…

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