研究員によるフォトブログ

2017年8月07日記事一覧

No.277 しし神さまの檜皮敷(ひわだじき)

2017年08月07日

岸本真弓 京都の山。シカの密度が高く、下層植生はほとんどない。最初に草本類やササが消え、やがて低木、そして中低木が消失していく。 シカの糞塊数を数えていく調査では薮がなくなり、下層植生も少なくなれば、歩きやすく見落としが少なくなって精度の高い調査ができる。 が、やっかいなことが起こることもある。シカの嫌いな植物(フォトブログNo.89)の繁茂だ。特にアセビはやっかいだ。常緑の低木が膝丈くらいでみっちり生えていると、足下が見えにくい。背丈くらいで密生していると歩きにくい。 やっかいだと思っているだけではどうにもならな…

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