2011年2月記事一覧
No.135 里狐
2011年02月18日
清野 紘典 近頃、里でキツネの姿をみる機会が増えている。 狩猟統計をみると、キツネの捕獲数は年々減少傾向にある。 捕獲の対象から遠ざかっているキツネは、ひそかにその数を増やし里にあふれているのかもしれない。 写真は2010年6月に滋賀県で撮影。 20110218_satogitune.jpg
No.134 氷柱の歯(行く手を阻むもの3)
2011年02月04日
岸本 真弓 冬季は閉鎖されている四国剣山スーパー林道に許可を得てシカ調査にでかけた。標高があがるにつれ寒さが冷たさに、痛さに変わっていく。1,550mで剣山トンネルに到達。車のライトに照らされた内部には氷柱が牙をむいていた(写真上)。ゆるゆる車を進めるが、最大の難所では、路面にも氷の丘ができ、何かの刺激で無数のナイフが振ってきそうだった。 帰る日、テレメ個体を探してもう一度トンネルまで行った。残念ながらトンネル手前では受信できなかった。トンネルを越えたかった。氷柱は歯から格子へと形を変えていた(写真下)。歩い…