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2018年6月04日記事一覧

No.299 小さな島の赤と白

2018年06月04日

岸本真弓 長崎県の五島列島の北部に小値賀町という人口2500人の小さな町がある。縁あって島を何度か訪れた。何もない、何もないが、いや何もないが故にほっとする。島は小さく、あっという間に回りきる。でも、また回りたくなる。そんな島に赤浜はある。 海中火山の爆発によって生まれた小値賀島、その際火山噴火で飛ばされた溶岩が地球時間によって細かく砕かれ、風化して砂になった。ここに流れた溶岩には鉄が多く含まれたのか、地表に飛び出した際に酸化し赤色を呈したという。小値賀島の土が赤いのは他の火山島と同じとわかっていたが、赤い砂浜なん…

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