研究員によるフォトブログ

2018年11月記事一覧

No.312 山と里を隔てるもの

2018年11月18日

海田明裕   その日の調査も終盤、そろそろ集落の気配がする山の裾。 急に腰丈ほどの古いけれども形の残っている石垣が現れた。 山裾に沿ってかなりの距離で続いている様子。   無理に乗り越えず通り易そうなところを探すうち、急に石垣が途切れた。 ちょうどその切れ目のところ(写真1中央)に ポッカリと、これまた崩れのないきれいなまんまるの石組みの穴が空いていた。 直径は1mあるかないか、深さは4メートルほどか。 手の使えない動物であれば容易には這い上がれない。   私の推測だがイノシシなどを追…

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NO.311 弱り目に祟り目

2018年11月07日

岸本真弓   2017年、秋の初めに大風が吹いた。 いつも歩く山の尾根もたくさんの枝が落ち、様相が例年とは異なった。 植林地では、一部に黄色を刺したみずみずしい緑のヒノキの葉が、深く濃い緑の葉をつけたスギの枝が無数に地面を埋めていた。   写真1   落葉広葉樹林では、幹の折れた若木が目立った。ようく見ると、折れ曲がった側の樹皮がない。 シカに食べられているのだ。 全周を剥がれてはいなくて、まだ水や養分が葉先と根を往来していただろうに。 強風に耐えられず倒れたのだろう。 シカに手折られ…

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