研究員によるフォトブログ

2019年11月記事一覧

No.343 撮る人は撮られる人

2019年11月23日

海老原寛 私たちが調査でよく使うセンサーカメラ。その場にいなくても、写真週刊誌さながらの隠し撮りができ、今や欠かせないツールになっています。ですが、常に風雨にさらされるので故障も多く、使用前には動作チェックが必要になります。 動作チェックの際には、事務所中がセンサーカメラで溢れます。もう私たちには見慣れた風景ですが、改めて見るとすごい圧力です。No-glowタイプなのでフラッシュは光りませんが、もし光っていたら記者会見のようです。

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No.342 植物は生き物だ~飲み込む~

2019年11月13日

岸本真弓 言うまでもなく植物は生物だ。だが、地に根を張り、葉を開き落としたりしながら、何万分の一なのか何十万分の一なのかわからない生長確率の子孫を撒いたりしながら、季節をめぐりゆっくり成長していく。植物のスケールは動物とは違いすぎる。 けれども、獣医師の私が、植物が動物と同じ生き物であることを実感する植物のある光景がある。それは創傷治癒の光景だ。 悪気はないのだろうが、痛みのわからないヒトに巻き付けられた異物は、フォトブログNo.334の帯や襷と違い、樹の生長ともなって無遠慮に食い込む。やがて皮は破れる。破れた皮は…

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No.341 至仏山百景

2019年11月07日

森洋佑 ここ数年、毎年調査で尾瀬に行っています。ときには数週間に及ぶ長い調査もあります。そんな尾瀬滞在中には、思いもよらない絶景に出会うことがあります。ただでさえ、尾瀬はどこを切り取っても絵になる風景が広がっています。「ああ、私の足を止めないでくれ~」とぼやきつつ、シャッターを切ってしまいます。(注:調査はしっかりやっています) そんな写真の中から至仏山に焦点を当てて、何枚かピックアップしてみました。 明けの明星と至仏山(5月・東電小屋付近) 調査に出発する早朝、朝焼けに染まる至仏山の上に金星が輝いていました。 至…

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