研究員によるフォトブログ

No.224 両立の大変さ

2015年08月10日

海老原 寛
山を歩いていると、伐採地に出た。そこには一面に草本が広がっていたのだが、ほとんどがダンドボロギクであった。ダンドボロギクは外来種であると同時に、シカの不嗜好性植物として知られている。今後、スギやヒノキなどの人工林を広葉樹林に変えていく取り組みがおこなわれていくだろうが、伐採後に芽を出した日本原産の草本はシカに食べられ、代わりに外来の不嗜好性植物が広がる光景が増えていってしまうのか。頭で予想はしていても、実際に目にするととても残念な気持ちになる。
20150810_ryouritsu

20150810_ryouritsu.jpg

No.225 ブレーメンのカキ… 一覧に戻る No.223 山のベンチ
ページの先頭へ