No.379 お母さん、そこはあかん
2021年04月26日
三木 清雅
山中を歩いているとよくヌタ場を目にするが、たまに尾根上にヌタ場が見つかることがある。
この日、標高300mほどの尾根上を歩いていると、周りに水気もない砂地にぽつんと現れた小さな水溜まり(ヌタ場)が異様に目に留まった。何気なく覗くと、何やらうごめく無数の黒い物…。
ヒキガエルのオタマジャクシだ。ヌタ場の水の中で新たな命がひしめき合っていた。
お母さんガエル、そこはあかん。
よく晴れた昼下がり。このまま干乾びるのか、隠れ場所のない水たまりで捕食されるのか、はたまた立派なカエルになるのか、オタマジャクシたちの行く末が気にはなるものの何もできずその場を後にしました。
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