No.18 イノシシの痕跡
2004年03月02日
河内紀浩
山を歩いていると樹皮がなくなり、白くなっている木を見ることがある。よくよくみると毛がたくさんその木に付いていて、毛はまだら模様で、枝毛になっている。この毛はイノシシである。
イノシシは体をすりすりと木などにこすり付ける習性がある。しかし、なんぼイノシシでも体を擦りつけただけではこんなに激しく樹皮がはがれないだろうと思い、細かく見てみると、牙跡も発見、しかもどう見ても立ち上がって牙で削っている場所もある。何で、立ち上がるのか不思議で仕方ないけど、わからん。
いつか、こんな姿を見てみたいと考えつつ、今日も山を歩くのである。
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