No.72 猿だるま
2009年06月01日
山元 得江
降雪量の少ない地域では、土で茶色に染まっている雪だるまをよく見かける。この写真のだるまも茶色。しかし、たまに動いて、ちらりとこちらを見る。
このだるまは、首輪型の発信機をつけられて、徐々に麻酔から覚醒してきているサルである。このときは気温が低く寒かったので、サルは体を丸めて体温が奪われないように雪だるまみたいな格好をしていた。お湯を入れたペットボトルを足元に入れてあげたが、その暖かさを感じてくれているのかいないのか・・・。そのうち麻酔から覚めて、木の上に登っていった。
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