No.308 影絵のキツネ
2018年09月28日
岸本真弓
西方の島で、イノシシの擦り跡の木の根元になにやら懐かしいものを見た。薄気味悪く感じるほどのリアルな細い腕の先には、そう影絵のキツネが。数を数える虫(フォトブログNo.65)のように、山の中には人間にだけ見えるものがときどきある。そのとき、ちょっと嬉しいが、自然の中のそんな自分に違和感も持つ。
それにしても、久しぶりに自分でもやってみたが、私の手ではキツネになるだろうか。
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