研究員によるフォトブログ

2004年5月記事一覧

No.23 サルを利用する(?)シカ

2004年05月31日

岸本 真弓  5月20日、京都市と滋賀県大津市の境、比叡山延暦寺。標高700m、心地よいひんやりとした冷気が漂う。ややガスがあり、木々の緑がしっとり美しい。  駐車場の脇に植えられた桜の、ほんのり赤く染めた頬を寄せ合うかのごとく実が何十組、何百組と、葉に見え隠れする。  カリッ、コリッ、コリコリッ。あちこちで音がする。サルがその実を食べているのだ。そこへシカの親子がやってきた。お母さんと今年1歳になったオスジカ。シカの親子は桜の葉を食べながら駐車場の縁を移動。徐々にサルに近づく。サルは気にしている風でない。  サル…

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No.22 丹沢にて

2004年05月21日

横山 典子  去年は、シカ調査のおかげで丹沢山地の主な山を登ることができた。  生まれが福岡で大学は島根である私は、西日本の山しか登ったことがなかった。福岡にいたときは、家族でよく山登りに行った。北部九州のいろんな山を登ったが、標高1000mを越える山に登ったのは九重連山に登ったことがあるだけである。九重は家から遠いこともあって、朝早く出かけて家族の一大イベントのようなかんじで、気合をかなり入れて行っていた。  しかし、丹沢では1000mを越える山は普通にそこにある感じで、普通に標高1000m以上の場所で調査をした…

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