研究員によるフォトブログ

2019年1月記事一覧

No.319 ミノムシ

2019年01月28日

岸本真弓 小学校の頃、見つけたミノムシを持ち帰り無情にも簑を剥いで、毛糸クズで簑を作らせたことがある。その後そのミノムシをどうしたか、無情にも覚えていない。 10月、鳥取の山でミノムシを見つけた。オトナになった私はネットでミノムシのことを調べてみた。 日本のミノムシは「オオミノガ」の幼虫であることが多いそうだ。オオミノガはオスは羽化して羽を持ち「蛾」の形態になるが、メスは一生ミノムシのままなのだそうだ。オスは簑の中のメスに、外側から細めた体を差し込んでメスと交尾して果てる。メスはその中で卵を産み、卵が孵化したら、簑…

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No.318 ど、どうやって

2019年01月19日

岸本真弓 山の中を走る林道を歩いていると、蜂箱をよく見かける。西洋ミツバチであったり、日本ミツバチであったりするが、いずれもハチミツをとるために置いてある。四国の山の中で、歩いている道からふと堰堤を見ると、蜂箱がたくさんならんでいた(写真1)。飛ばされないように石がたくさん載せられている。何度も石を抱えて運んだのかな? 結構な高さの堰堤だから高所恐怖症の私には無理だなと思う。  写真1 少し下流へ足を進め、ふと振り返ると・・・ ど、どうやって? あっちに運んだのだろうか・・・?  写真2  

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No.317 前をいくもの

2019年01月08日

岸本真弓 自動撮影装置に写ったキツネ。珍しく2頭の歩み。3連写の間(写真1→写真2→写真3)、前を歩くキツネはカメラから目を離さない。わずか右前肢1歩分の時間とはいえ、見事だ。それにひきかえ、後を行く個体は前の個体の尻尾でも見ているのか、うつむき加減だ。 前を行くものには責任がある。道を決め、危険を回避し、求めるものへ進んで行く。気楽な歩みも楽しいが、そういう生き方が私は好きだ。   写真1 写真2 写真3

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