No.328 井の中の貂
2019年05月20日
岸本真弓
夕方、サルから身を隠すところを探して深さ3mほどの井戸をのぞいたらテンがいた(写真1)。
どうしてこんなことになったのか、彼(彼女)の名誉のために追求はやめておこう。
じっと見ていると、井戸の底にあった肥料袋の中に頭からもぞもぞ入っていった。その落ち着いたふるまいから、井戸の中の探検はかなり前に終了していたものと判断された。
出られないのだね。。。
残念なことに周囲に適当なものがなかったので、調査後少し離れたところから長い倒木を持ってきて、さしこんだ(写真2)。貂よ、天を仰げ、自由への架け橋だ。
翌朝、地獄への釣瓶は撤去した(写真3)。
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