No.233 冬の山の彩り
2016年01月19日
岸本 真弓
サルを追いかける山の中で、小鳥の姿に癒やされた。
冬、木々は彩りを落として静かに息づいている。
ウソの桃色の喉はあでやかだ。
あでやかさに嫉妬した人が「ウソ」などという名をつけたのではとさえ思うほどだ。
ジョウビタキのお腹は地味な背景には真紅とさえ見える。
そもそも真紅などという色は何から定められたのか。
空は水色というが、水は透明だ。
色をインプットする際に何を植え付けられているのだろう。
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