No.248 小さな力が集まれば
2016年07月02日
海老原 寛
テントウムシは小物のデザインなどにもよく用いられ、かわいい印象があるのではないだろうか。しかし、私はテントウムシに襲われたことがある。ある年の10月、サルのテレメトリ調査のためにアンテナを振ろうと車から外に出たところ、多数のテントウムシが飛び交い、絶え間なく顔に、体にぶつかってきた。急いでアンテナを振り、車内に逃げた。ふと目の前にあった電柱を見てみると、下から上まで信じられない数のナミテントウが集合していた。その数は1万程度ではないかと思われる。冬眠の準備をしようと集まっていたのだろうか。原因はわからないが、テントウムシにぶつかられるとすごく痛いということだけは、鮮明に私の記憶に植えつけられた。
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