研究員によるフォトブログ

No.144 ヒサカキの花の香り

2011年06月13日

岸本 真弓
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 花粉に対抗する体内の薬がわずかに優勢となると、あの香りが鼻を通ってくる。
春、新入社員の初めての山歩きとなる京都シカ調査。したり顔で「近くにシカの死体があるよ」と解説したものだが、2年前に気づいたその正体はヒサカキの花。トンコツラーメンの臭いという人もいて、当時シカの死体臭には賛同が得られなかったが、強力な賛同者を見つけた。なんと麻布大の高槻成紀先生だ。高著『シカの生態誌』にある。
 ただ、実際に死体があるときもあるのだ。

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