研究員によるフォトブログ

No.9 三角点探訪<その4>「源蔵ノ窪再訪」

2002年11月20日

岸本真弓
 徳島県木頭村/上那賀町界3等三角点旭(源蔵ノ窪723.3m)
 2002年10月26日曇り
20021120_zakki9
 
 今年もニホンジカの生息密度調査として糞塊密度調査を行った。徳島県では昨年11月1日に訪れた源蔵ノ窪(三角点正式名:旭)を再訪した。本「三角点探訪<その2>」の写真に見られる、航空機による測量のために建てられたとおぼしき標識が脇に倒されていた。自然に倒れたのか、人が倒したのかはわからない。98年から訪れている海部郡宍喰町の二等三角点西ヶ峯には今年空を見上げる反射板のようなものが建てられていた。これが来年どうなっているか、見に行けるだろうか。
 源蔵ノ窪あたりには斧を入れられ、倒れるのを待つ広葉樹があるのを紹介した。今年徳島県の調査に先立って行った福井県での調査で同じような目にあっている木に出会った(写真)。こちらは目の高さほどの位置にチェーンソーでぐるりと2段傷をつけられていた。そういう木、広葉樹ばかりが何本もある。周りにはすでにこの傷より上が朽ちているものもいた。これが同じく自動式伐採なのかどうかわからない。林業を専門にやっておられる方にいつか聞いてみようと思う。
 いつも目にしているものなのに、あるときふと目をとめたり、突然意味に気づいたりすることがある。そうすると見えるものが増えていく。

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