No.493 ゴミが語る山と人の歴史?
2026年06月19日
菅野慎
私はよく山に入る。
その多くは動物の痕跡探しが目的なのだが、痕跡を探している最中にどうしてもゴミが目につく。ちょっと残念に思ったので7年前くらいから持てるだけのゴミは持って帰ることにしており、服とザックのポケットが拾ったゴミでいっぱいになる。
拾い始めた当初はただのゴミにしか見えなかったが、最近は拾ったゴミをみて歴史を感じるようになった。主に空き缶を拾うことが多いのだが、飲み口が令和では見られない形状だったり、今では販売していない限定モデルだったりするので商品の歴史を感じるとともに、昔はここに誰かが住んでいた跡でもあるので人間の歴史を感じる。誰も来れないような谷奥なのに農機具や大きい酒瓶、豆皿が落ちていて、周りを見ると石垣や炭焼きの窯のようなものもある。昔はここに集落があったのだろう。
ゴミを拾いながら、ゴミは人類の歴史を語ってくれるのかもしれない、と勝手に妄想しているのが私だ。
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