No.81 朽ち木の中の貴重な一枚
2009年10月09日
岸本 真弓
2008年4月鳥取県の山中を歩く。どこからかネコのアカンボウのようなミュウミュウという声がする。
声の源を探し周囲をグルグル歩くと、朽ち木からテンが飛び出してきた。とすると、この声はテンの赤ちゃん!
朽ち木の周りを這いつくばって見て回り、声の主を発見。赤ちゃんを驚かせないように、お母さんを怒らせないように急いで数枚の写真を撮らせてもらった。朽ち木にできた穴の中だったので、手を入れて見ないでの撮影だ。
1枚それとわかる写真が撮れていた。まだ目も開いておらず、産毛も生え始めたばかりの新生子。ほどなく戻ってきたお母さんに一礼してその場を足早に去った。
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