研究員によるフォトブログ

No.263 秋の一句

2016年11月14日

 

難波 有希子

 

 

 

奥山に

 

もみぢ踏み分け

 

鳴く鹿の

 

声聞くときぞ

 

秋は哀しき

 

 

 

「遠く人里離れた奥山で、一面散り積もった紅葉の枯れ葉を踏み分けながら、恋の相手を求めて鳴く雄鹿の声を聞くときこそ、秋の悲しさはひとしお身にしみて感じられるものだ。」

 

(訳出典:小倉百人一首殿堂 時雨殿https://www.shigureden.or.jp/about/database_03.html?id=5

 

 

 

猿丸大夫(さるまるだゆう)による一首。

 

小学校の頃、百人一首大会に出場するため、頑張って暗記したことを思い出す。

 

あの頃は意味なんて深く考えずに詠んでいたけど、今詠むと風情を感じる。

私も少しは奥行きのある人間になってきたのか。。

aki

 

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